標準塗装仕様
対応素材
- 普通銅板の塗装工程(SPCC)
- ボンデ銅板の塗装工程(SECC)
- アルミ・ステンレス・ジンコード板の塗装工程
- ダイキャスト板の塗装工程
塗装前処理
No.1 脱脂(表面洗浄)
作業内容 | 付着物を完全に除去し、表面を洗浄する。 |
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備考 | 温度80~90℃×5~15分 |
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No.2 脱脂(アルカリ洗浄)
作業内容 | アルカリ洗浄剤であらゆる金属処理を行う。 |
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備考 | 温度も毎日測定し補給管理する。 温度45~65℃×10~15分 |
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No.3 水洗
No.4 化成被膜
作業内容 | ディッピング処理にリン酸亜鉛膜を形成し、塗料の密着性及び耐久性を向上させる。 |
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備考 | 濃度も毎日測定し補給管理する 温度45~65℃×10~15分 膜厚6~12ミクロン |
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No.5 水洗
No.6 湯洗
作業内容 | リン酸液をさらに除去する。 |
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備考 | 温度70~80℃ |
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No.7 乾燥
作業内容 | - 炉に入れ、熱風乾燥する。
- アルミ・ダイキャストの場合は、化成被膜処理後熱風乾燥炉で余熱する。
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備考 | - 温度100~120℃×約10~15分(水で濡れてなく、乾いていること)
- 素材温度70~80℃にする。
※温度に十分注意する。 |
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No.8 部品の掃除
作業内容 | 塗装前には必ず被塗装物表面エアーブロー又はハケでゴミ等を除去する。 |
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備考 | |
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No.9 部品のマスキング
作業内容 | 部品の非塗装箇所をマスクする。 |
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備考 | 図面参照 |
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下塗り
No.10 下塗り
作業内容 | - アミノアルキッド樹脂またはエポキシ樹脂系(下地塗料を塗装し、金属表面の処理基礎膜を作る)
- メラミン樹脂系塗り塗料で焼付塗装する。
- セッティング(放置乾燥5~15分)
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備考 | - 錆止め性、付着性がすぐれている
- 吹付距離15~20cm 膜厚20ミクロン以上(参考値)
- 装年度20~25秒/FC#4
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No.11 強制乾燥
作業内容 | 炉に入れ、強制乾燥する。 |
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備考 | 温度150℃×20分 下塗りの焼付工程でオーバーベークになった場合、上塗りとの層間密着性が低下するので温度管理に十分注意する |
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No.12 パテ付け
作業内容 | 塗膜の上にパテ付けする場合サンドペーパーで塗膜を研磨し、ワックス分、その他を除去し、窪みをヘラで埋める。 |
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備考 | 極端な厚付けは避ける。製造年月日より6カ月以上過ぎたパテは使用しない(固くなった物は使用禁止) |
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No.13 強制乾燥
作業内容 | 炉に入れ、強制乾燥する。 |
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備考 | 温度120~150℃×10~20分 |
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No.14 ペーパー掛け
作業内容 | パテ部分をサンドペーパーで平らに仕上げる。 |
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備考 | #280~#320サンドペーパー使用 |
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No.15 部品の掃除
作業内容 | 被塗装物表面をエアーブロー又はハケでゴミ等を除去する。 |
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備考 | |
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中塗り
No.16 中塗り(表面)
作業内容 | パテ付けした物に「吸われ」を防ぐため塗装する。 溶接の凹凸を最小限にする。 |
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備考 | 膜厚20ミクロン以上(参考値) 表面のみ塗装する 塗装年度20~25秒/FC#4 |
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No.17 強制乾燥
作業内容 | 炉に入れ 強制乾燥する。 |
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備考 | 温度150℃×20分 |
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No.18 ペーパー掛け
作業内容 | サンドペーパーで塗膜を研磨し、ワックス分・ゴミ・その他を除去する。 |
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備考 | #320~#400サンドペーパー使用 |
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No.19 部品の掃除
作業内容 | 被塗装物表面をエアーブロー又はハケでゴミ等を除去する。 |
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備考 | |
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上塗り
No.20 上塗り(裏面)
作業内容 | 塗料を攪拌し吉野紙でろ過し塗装する。 |
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備考 | 色つやに注意。セッティング5~15分(アワが消えた時が目安) 膜厚20ミクロン以上 塗装粘土20~25秒/FC#4 |
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No.21 強制乾燥
作業内容 | 炉に入れ、強制乾燥する。 |
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備考 | 温度150℃×20分 |
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No.22 上塗り(表面)
作業内容 | 塗料を攪拌し吉野紙でろ過し塗装する。 吹付け前にエアーブローしゴミ等を十分に除去する。 |
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備考 | 塗装年度20~25秒/FC#4 エアー圧:3-3.5kg/cm 吹き付け距離15-20cm パターン巾を部品の形状、大きさに合わせる 膜厚20~30μ セッティング5~15分 |
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No.23 強制乾燥
作業内容 | 炉に入れ、強制乾燥する。 |
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備考 | 温度150℃×20分 |
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No.24 出荷検査
シルク印刷作業手順
No.1 現品票を基に、図面、シルク原板をとりそろえる。
確認項目 | - 種別の確認(P1、P2:G1、G2等)
- 原板の清掃
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No.2 原版のセット
確認項目 | - 印刷の基準位置合わせ
- インクの色確認(図面指示による)
- 加工品の数量確認
- メッキ品および素材品は、シルク印刷面を全数拭き取る
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No.3 試し印刷(数量 1個)
確認項目 | - 図面との照合(加工品穴形状、文字位置等)
- 文字カスレ、脱字の無いこと
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No.4 印刷
確認項目 | - 素材にキズ、汚れの無いこと
- 作業の始め、中間、終わりに外観確認(点検数 各時点で 1個)
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No.5 焼き付け
No.6 外観検査
No.7 梱包
確認項目 | - 数量確認
- 現品票のシルク指示部へマーカー及び、担当印(サイン)をする
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【注意】
1)印刷不具合のため修正を行う時は、部分修正では無くブロック単位で行う事。
2)印刷修正後の周辺の文字抜けの無いことを図面と照合し確認する。